自サイトの被リンクを調べるには、Googleサーチコンソールの「リンク」を開き、「上位のリンク元サイト」を確認します。無料で、Googleが実際に見つけたリンクが分かります。不足分はBingとAhrefsの無料ツールで補い、リンクの質や競合のデータが必要になったら有料ツールを使います。
「まず被リンクをチェックしよう」と言われたものの、そのリストがどこにあるのか分からない。あるいは、先月どこかのブログで紹介されたので、リンクがきちんと付いているか確かめたい。どちらの場合も、ウェブ上のすべてのリンクを網羅したリストは存在しません。現実的なのは、無料の情報源を2〜3個組み合わせ、それぞれが何を見落とすのかを知っておくことです。
サーチコンソールで被リンクを確認する方法
最初に見るべきなのはサーチコンソールです。Google自身が見つけたリンクが表示されるからです。利用にはサイトの所有権の確認が必要です。
- Googleサーチコンソールでサイトを追加し、所有権を確認します。 「ドメイン」プロパティがおすすめです。
wwwあり・なし、httpとhttpsをまとめて扱えます。 - 左側のメニューの下のほうにある「リンク」をクリックします。
- 「外部リンク」の欄を見ます。 レポートは3つあります。
- 上位のリンクされているページ:リンクを多く受けている自サイトのページの一覧。
- 上位のリンク元サイト:自サイトにリンクしているドメインの一覧。
- 上位のリンク元テキスト:他サイトが使っているアンカーテキスト。
- 「上位のリンク元サイト」の欄の下部にあるリンクをクリックすると全リストが表示されます。ドメインをクリックすると、そのドメインが自サイトのどのページにリンクしているかが分かります。
特定のページへの被リンクを確認する方法
「上位のリンクされているページ」を開き、対象のページをクリックすると、そのページにリンクしているサイトが一覧表示されます。サイトをクリックすれば、リンク元の正確なURLが分かります。
サーチコンソールのリンクをエクスポートして並べ替える方法
画面上の表は1,000行までなので、ざっと眺める以上のことをするならエクスポートします。リンクレポート右上の「外部リンクをエクスポート」をクリックし、Googleのリンクレポートのヘルプで説明されている2つの選択肢から選びます。
- 最新のリンク:最近見つかった自サイトへのリンク。最大100,000行で、Googleが各リンクを見つけた日付が付きます。
- その他のサンプルリンク:Googleが把握しているリンク全体から抽出した、最大100,000件のサンプル。
エクスポートしたファイルをGoogleスプレッドシートかExcelで開き、次の作業をします。
- 「最新のリンク」を日付の新しい順に並べ替えます。 ここ数週間のものは新しいリンクなので、手作業で確認する価値があります。
- リンク元ドメインの列を追加します。 スプレッドシートなら
=REGEXEXTRACT(A2,"^https?://([^/]+)")でリンク元URLからドメインを取り出せます。 - ピボットテーブルでドメインごとの行数を数えます。 1つのドメインで900行あれば、たいていはサイト全体のフッターやサイドバーのリンクです。50のドメインがそれぞれ1行ずつのほうが、健全なリンクの集まり方です。
- 今日の日付を付けてファイルを保存します。 翌月のエクスポートと比べれば、増えたリンクと消えたリンクが分かります。
サーチコンソールでは分からないこと
- サンプルにすぎません。 ヘルプには、このレポートはサイトのすべてのリンクを網羅したリストではないと書かれています。
- 反映が遅いです。 今日付いたリンクが表示されるまで数週間かかることがあります。特定のリンクを早く確かめる方法は被リンクがインデックスされているか確認する方法で解説しています。
- 質の指標がありません。 誰がリンクしているかは分かっても、各リンクがどれだけ効いているかは分かりません。
- リンクが nofollow かどうかは表示されません。 すでに削除されたリンクが残っていることもあります。
被リンクを無料で調べるその他の方法
サーチコンソールが拾わないリンクは、さらに2つの無料ツールで補えます。どちらも数分で設定できます。
Bing Webmaster Tools の「Backlinks」レポート
Bingは独自のクローラーで巡回しているため、Googleのサンプルに含まれないリンクが見つかることがよくあります。
- Bing Webmaster Toolsにサインインします。 Microsoft、Google、Facebookのいずれかのアカウントが使えます。
- 案内が出たら、Googleサーチコンソールからサイトをインポートします。 新しいタグを追加しなくても所有権が確認されます。
- 左側のメニューから「Backlinks」を開きます。 自サイトにリンクしているドメイン、使われているアンカーテキスト、リンク先のページが表示されます。
- 参照元ドメインをクリックすると個々のリンク元ページが表示され、ダウンロードボタンでリストをファイルに保存できます。
- **「Similar sites」タブを開くと、**自サイトと競合サイトの被リンクを比較できます。Bingは2020年6月にこの機能を追加しました。Search Engine Land の記事によれば、所有権を確認していないサイトのリンクデータも表示されるため、検索エンジンのデータで競合の被リンクを無料で見られる数少ない方法の1つです。
同じ「Backlinks」の画面にはBingの否認ツールもあるので、意図せずファイルをアップロードしないよう注意してください。
Ahrefs Webmaster Tools:自サイトの被リンクデータを無料で
Ahrefsの無料プランは現在 Ahrefs Webmaster Tools という名前で提供されており、所有権を確認したサイトについて Site Explorer と Site Audit が使えます。
- **無料アカウントを作成し、**サイトをプロジェクトとして追加します。
- 所有権を確認します。 いちばん手早いのは、Googleサーチコンソールのアカウントと連携する方法です。
- Site Explorer から Backlinks を開きます。 各リンクについて、リンク元ページ、そのドメインレーティング(DR)、アンカーテキスト、dofollow・nofollow・UGC・sponsored の区別が表示されます。
- **「Referring domains」レポートで、**個々のリンクではなくリンク元サイトの数を数えます。
- 「Broken backlinks」を確認します。 自サイト内のエラーを返すページに向いたリンクの一覧で、リダイレクトを設定するだけで直せるので最も手軽です。
無料版では一度に最大1,000件の被リンクが表示されます。中小規模のサイトならほとんどこれで足り、確認できるサイト数にも制限はありません。
無料の被リンクチェッカー
Ahrefsの無料被リンクチェッカーや、Semrush・Mozの無料枠では、任意のドメインについて件数を絞ったサンプルが見られます。競合をざっと見るには十分ですが、自サイトの監査には向きません。
なお、link:yoursite.com という検索演算子は使えません。Googleは何年も前にサポートをやめており、意味のない少数の結果しか返しません。
ツールを使わずに被リンクを確認する方法
被リンクツールがなくても一部のリンクは見つけられますが、完全なリストにはなりません。役に立つ確認方法は3つです。
ドメイン名とブランド名で検索する
Googleで "yourdomain.com" -site:yourdomain.com と検索し、ブランド名も引用符で囲んで検索します。自サイトに言及しているページが見つかるので、開いてリンクがあるかを確かめます。
参照元のトラフィックを見る
Googleアナリティクス4で「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開き、ディメンションを「セッションのソース」に切り替えます。リンク経由で訪問を送ってくれたサイトがすべてここに表示されます。クリックされたリンクしか分かりませんが、そうしたリンクこそ価値が高いことが多いです。このレポートで分からないことや、リンク元ページを正確に知る方法は「Googleアナリティクスで被リンクは分かる?」で解説しています。
リンクが付いているはずのページを確認する
リンクを約束してくれたサイトがあるなら、そのページを開き、リンクを右クリックして「検証」を選びます。href の値と、rel="nofollow" や rel="sponsored" が付いているかが確認できます。
有料の被リンクチェッカー(最も全体像に近いデータ)
有料ツールは独自にウェブを巡回しているため、たいていサーチコンソールよりはるかに多くのリンクを見つけ、それぞれに評価スコアを付けます。
検討したい有料ツール
- Ahrefs:リンクのインデックスが非常に大きく、深さと履歴に強いツール。
- Semrush:被リンク監査ツールを含む、総合力の高いスイート。
- Moz Link Explorer:ドメインオーソリティのスコアで知られています。
有料ツールで分かること
- リンク元ドメインごとの評価指標。 強いリンクと弱いリンクを見分けられます。
- リンクごとの dofollow・nofollow の区別。 詳しくはdofollowリンクとnofollowリンクの違いをご覧ください。
- 新しく増えたリンクと失われたリンクの推移。 リンクが消えたときに気づけます。
- 自サイト以外のドメインも調べられること。 競合調査はこれで行います。
すべてを把握できるツールはありません。ツールごとにインデックスが違うので、件数はツール同士でもサーチコンソールとも一致しません。それが普通です。
競合サイトの被リンクを調べる方法
競合のドメインを Ahrefs、Semrush、Moz、または Bing の「Similar sites」タブに入力すると、どのサイトがリンクしているかが分かります。そうしたサイトはすでに同じ分野のサイトにリンクしているので、自サイトのリンク獲得先の有力候補になります。リンクギャップ分析を含む詳しい手順は「競合サイトがどこから被リンクを得ているか調べる方法」で解説しています。
見つけた被リンクをどう活用するか
リンクを見つけるのは最初の一歩にすぎません。リストが役に立つのは、それを使って何をするかで決まります。
質を確認する
関連性のないサイトやスパムサイトからのリンクが多い場合は注意が必要です。悪い被リンクとは何かを参考にしてください。関連性が高く信頼できるリンクが少数あるほうが、質の低いリンクが数百本あるよりも価値があります。きちんと点検する手順は被リンクプロファイルの監査方法にまとめています。
リンク数ではなく参照元ドメイン数を数える
1つのサイトからの50本のリンクは、50のサイトから1本ずつのリンクよりはるかに価値が低くなります。理由は参照元ドメインと被リンクの違いで説明しています。
リンクを集めているコンテンツを知る
最もリンクされているページを見れば、他サイトが何を評価しているかが分かります。同じようなページを増やしましょう。
失ったリンクを取り戻す
今月のエクスポートを先月のものと比べます。大事なリンクが消えていたら、たいていは丁寧なメール1通で失った被リンクを取り戻すことができます。
被リンクが少ないと分かったら
新しいサイトの多くは、このチェックをして本当の課題に気づきます。被リンクを見つけることではなく、そもそも数が少ないことです。被リンクの作り方のガイドでは、リンクを増やす7つの方法を順に紹介しています。Backlinksterは関連する分野のサイト運営者とあなたをマッチングし、記事内リンクを1対1で交換する仕組みで、交換はすべてAPIで検証されます。無料プランでは月5回まで交換できます。
よくある質問
自サイトにリンクしているサイトを無料で確認するには?
Googleサーチコンソールで「リンク」を開き、「上位のリンク元サイト」を見ます。サーチコンソールが拾わないリンクを補うには、自サイトなら無料で使える Bing Webmaster Tools と Ahrefs Webmaster Tools を併用します。
ツールを使わずに被リンクを確認できますか?
自サイトを除外したうえでドメイン名を引用符で囲んで検索する、Googleアナリティクスで参照元を確認する、リンクが付いているはずのページを検証する、という方法があります。どれも完全なリストにはならないので、できるだけ早くサーチコンソールを導入しましょう。
サーチコンソールの被リンク数が Ahrefs や Semrush より少ないのはなぜですか?
サーチコンソールが表示するのはGoogleが記録したリンクのサンプルで、有料ツールは自社のクローラーが見つけたリンクをすべて表示するからです。ツールごとにインデックスが違うので、数字が一致することはありません。合計の一致ではなく、重要なドメインが複数のツールに共通して表れているかを見てください。
新しい被リンクが表示されるまでどのくらいかかりますか?
サーチコンソールでは数週間かかることがよくあります。有料ツールは、リンク元ページを巡回する頻度によって早いことも遅いこともあります。特定のリンクを今すぐ確かめたいなら、リンク元ページを開いて、リンクがあることと nofollow になっていないことを確認します。
特定のページへの被リンクを調べるには?
サーチコンソールで「リンク」→「上位のリンクされているページ」を開き、そのページをクリックします。Ahrefs や Semrush では、ドメインではなくページのURLを入力します。
競合サイトの被リンクを無料で見られますか?
一部なら見られます。Bing Webmaster Tools の「Similar sites」タブや、Ahrefs・Semrush・Moz の無料チェッカーで、他のドメインのリンクのサンプルを確認できます。
link: 検索演算子はまだ使えますか?
使えません。Googleは被リンクを調べるための link: のサポートをやめており、返ってくる少数の結果は本当のリストではありません。サーチコンソールか被リンクツールを使ってください。
まとめ
まずGoogleサーチコンソールのリンクレポートから始め、毎月1回「最新のリンク」をエクスポートしましょう。Bing Webmaster Tools と Ahrefs Webmaster Tools でさらに多くのリンクを拾い、質の指標や競合のデータが必要になったら有料ツールを使います。確認自体は数分で終わります。価値が生まれるのは、その結果をもとに行動したときです。
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