被リンク獲得

同じサイトからの複数の被リンクは効果があるか

同じサイトからの複数の被リンクは効果があるか

同じサイトからの複数の被リンクは評価されますが、1本ごとの効果は大きく下がります。新しいドメインからの最初のリンクが価値の大半を持ち、同じサイトからの2本目、3本目、10本目は効果が急激に薄れていきます。被リンクツールが「被リンク数」とは別に「参照ドメイン数」を表示するのはこのためで、1サイトからの50本は50サイトからの50本よりはるかに価値が低くなります。

この質問には2つの別の問いが含まれている

この質問をする人が知りたいことは、たいてい次のどちらかで、答えも異なります。

  1. 同じドメインの別々のページからの複数リンク:継続的に記事を書いている媒体が、複数の記事からあなたのサイトにリンクしている場合。
  2. 1つのページ内で同じURLに向けた複数のリンク:1本の記事の中で同じリンク先が3回出てくる場合。

前者は「逓減する効果」の話で、後者は「Googleがどのリンクを使うか」というもっと狭い技術的な話です。

別のページ、同じドメイン:効果はあるが縮んでいく

同じドメインからの2本目のリンクにどれだけの価値があるか、Googleは公表していません。しかしPageRankの設計は一方向を指しています。1つのドメインが渡せる評価には限りがあります。そのドメインから10本目のリンクを追加しても、新しい評価が生まれるわけではなく、既存の評価の配分が変わるだけです。

もっと単純な理由もあります。独立性です。被リンクがシグナルとして役立つのは、それが「他者からの一票」だからです。1つのサイトからの10本のリンクは、依然として1つのサイトの意見にすぎません。10のサイトからの10本のリンクは、10の編集方針、10の読者層、10のリスク判断を経た10の意見です。検索エンジンが求めているのは後者で、評価の仕組みもそれを反映しています。

実務上の曲線はおおよそ次のような形になります。

同じドメインからのリンク おおよその追加価値
1本目 そのドメインが渡せる価値の大半
2〜3本目 かなり少ないが、持っておく価値はある
4〜10本目 小さい
10本目以降 順位への影響は誤差の範囲

正確な曲線はGoogleの外には誰も知りませんし、リンク元サイトの規模や権威によっても変わります。大手ニュースサイトは多数のリンクを通じて渡せるものが多く、5ページしかないブログとは違います。それでも方向性に異論はなく、だからこそ追うべき指標は被リンクの総数ではなく参照ドメイン数(英語)なのです。

同じドメインからの複数の被リンクは評価されるか

評価されますが、追加の1本ごとに得られるものは最初の1本よりずっと少なくなります。 被リンクツールはすべてのリンクを数えますが、Googleがそのドメインから受け取る価値の大半は最初のリンクで決まります。同じドメインからの2本目や3本目も、別のページに置かれていて独自の読者を連れてくるなら、まだ役に立ちます。10本を超えたあたりから、順位への効果はほぼゼロに近づきます。

同じページ、同じURL:数えられるのは最初のリンク

1本の記事の中で同じURLに3回リンクしても、得られるのはほぼ確実に1本分の価値です。2008年に公開されたSEOの検証では、あるページが同じリンク先に複数回リンクしている場合、アンカーテキストの評価に使われるのは最初のリンクだという結果が出ました。2009年の動画でGoogleのMatt Cutts氏は、Googleはどちらか一方のアンカーテキストを採用し、もう一方は数えていない可能性があると述べており、Search Engine Roundtableが2014年に報じたところでは、この挙動は時間とともに変わるという但し書きも付いていました。

同じページへの被リンクと内部リンクの違い

検索する人の問いはあいまいなことが多いので、それぞれのケースを一行で整理します。被リンク: 同じサイトから同じURLへの2本目のリンクが加えるものは少なく、1本の記事内での繰り返しはほぼゼロです。内部リンク: 自サイトの1ページから1つのリンク先への複数のリンクは約1本分として数えられ、自サイトの別々の多数のページからのリンクはそれぞれ数えられます。

Googleはこれを完全には文書化しておらず、扱いも時間とともに変わってきた可能性が高いので、法則ではなく作業上の前提として扱ってください。実務上の安全なルールは単純です。もっとも説明的なアンカーテキスト(英語)を最初の言及に置くこと。 最初のリンクが「こちら」で4本目が完璧に説明的なフレーズなら、良いほうを無駄にしているかもしれません。Google自身のリンクに関するベストプラクティスは、良いアンカーテキストは「説明的で、適度に簡潔で、関連性がある」ものだとしており、それがもっとも重要なのは最初の言及です。

このルールがもっとも効いてくるのは内部リンクです。あるページがナビゲーションから料金ページに「料金」でリンクし、本文でもっと豊かなアンカーで再度リンクしている場合、デフォルトで採用されるのはナビゲーションのリンクかもしれません。フッターやサイドバーのリンク(英語)が期待どおりに働かない理由がもう1つ増えることになります。

同じページへの複数のリンクはSEOで評価されるか

SEOの観点では、1つのページから同じページへの複数のリンクは、おおよそ1本分として数えられます。最初のリンクがアンカーテキストを担い、繰り返しが加えるものはわずかです。 1つのページから同じURLへの2本目や3本目のリンクは、外部リンクでも内部リンクでも、順位にはほとんど何も加えません。Googleはすべてのリンクをクロールしてたどりますが、繰り返しのリンクはSEOのためではなく読者のためのものだと考えてください。

これは自サイトにも当てはまります。内部リンクの実務的なルールをいくつか挙げます。

  • 1ページにつき1つのリンク先へ1本の良いリンクで十分。 1本の記事で同じガイドに5回リンクしても、Googleがそのガイドを上位に表示するわけではありません。
  • 最初のリンクを説明的なものにする。 最初の言及が「ここ」で後のほうが「被リンクプロファイルの監査方法」なら、弱いほうのアンカーが採用されるかもしれません。
  • リンクを繰り返すのは読者の助けになるときだけ。 長い記事で、読者が行動する準備ができた終盤に重要なページへもう一度リンクするのは問題ありません。ただしそれは追加のSEO効果にはなりません。
  • リンクを別々のページに分散させる。 10本の記事がそれぞれ1回ずつガイドにリンクすれば、そのガイドは10のシグナルを得ます。1本の記事が10回リンクしても、得られるのは約1つです。

1ページに置くべき内部リンクの総数については、SEOにおける内部リンクとは(英語)で扱っています。

同じサイトからの追加リンクにまだ価値がある場面

SEO効果が逓減することは、価値がゼロだということではありません。リンクがほしい理由は順位だけではないからです。

  • 参照トラフィック。 関連性が高くよく読まれているページに置かれた2本目のリンクは、1本目より多くの実際の訪問者を送ってくれることがあります。このトラフィックは逓減しません。
  • 自サイトの別のページへ。 1つのドメインから10本のリンクがすべてトップページに向いているのは冗長です。10の別々のページへのリンクは、サイト全体に評価を広げ、それぞれのリンク先に独自の関連性シグナルを与えます。
  • 耐久性。 ある媒体が5本の記事からリンクしていて、そのうち2本がいずれ削除されても、3本は残ります。1つのページに集中していると脆くなります。被リンクは消えるのか(英語)も参照してください。
  • 関係性の価値。 2回リンクしてくれたサイトは、3回目もリンクしてくれます。これはたいてい、初対面の相手への営業メールより価値があります。

持つ価値がないのは、SEO目的で作られた1サイトからの大量リンクです。サイト全体のフッター設置、ブログロールのウィジェット、一度に10本のリンクを追加することに同意したパートナーなどです。これらは被リンク数こそ大きく見えますが、順位への効果はほぼなく、パターンは一目瞭然です。

リンク構築の進め方への示唆

新しいリンクではなく、新しいドメインを目標にする。 すでにリンクしてくれているサイトからの2本目と、同程度のまだリンクしていないサイトからの1本目のどちらかを選べるなら、ほぼ毎回、新しいドメインを選んでください。

施策は獲得した参照ドメイン数で評価する。 6ドメインから400本の被リンクを追加した月は、25ドメインから25本を追加した月より悪い月です。見出しの数字が何を言っていてもです。

相互リンクは複数のパートナーに分散させる。 実務でもっとも効いてくるのがここです。1人のパートナーと5本のリンクを交換すると、得られるのは1つの参照ドメインと4本のほぼ無価値なおまけ、それに2ドメイン間のきわめて目立つ相互リンクの痕跡です。5人のパートナーと1本ずつ交換すれば、5つの参照ドメインが得られます。Backlinksterが異なるサイト運営者との1対1の本文内リンク交換を軸にしているのはまさにこの理由で、各交換はAPIで検証されます。プランを見る:無料プランでは月5回の交換ができます。

余分なリンクの削除を追いかけない。 害はなく、弱いだけです。明らかに有害なリンク元でない限りそのままにして、時間は新しいドメインの獲得に使ってください。

よくある質問

同じサイトからの複数のリンクは、複数の被リンクとして数えられますか?

レポートツール上では複数の被リンクとして数えられますが、順位評価では複数の票にはなりません。1つのドメインからの最初のリンクが価値の大半を持ち、追加の1本ごとに得られるものは急激に減ります。参照ドメイン数のほうが意味のある指標である理由はここにあります。

同じドメインから複数の被リンクをもらうのは悪いことですか?

いいえ。価値が低いだけで、害はありません。1つのドメインからの追加リンクが渡す評価はわずかですが、有料のサイト全体設置や一度に追加された大量の相互リンクのように人為的に見えない限り、ペナルティのシグナルにはなりません。

1サイトから10本と、10サイトから1本ずつでは、どちらが良いですか?

ほぼすべてのケースで、10サイトから1本ずつです。新しい参照ドメインはそれぞれ独立した推薦であり、1ドメインからの10本は依然として1サイトの意見にすぎません。追加価値は最初の2〜3本を過ぎると急速に落ちていきます。

1本の記事から同じページに2回リンクした場合、2本目は役に立ちますか?

順位にはほぼ役立ちません。あるページが同じURLに複数回リンクしている場合、アンカーテキストに使われるのは最初のリンクです。もっとも説明的なアンカーを最初の言及に置いてください。

同じページへの複数のリンクはSEOで数えられますか?

同じページ内にある場合はほとんど数えられません。1つのページが同じURLに何度もリンクしても、Googleが受け取るのはおおよそ1本分の価値で、採用されやすいのは最初のリンクのアンカーテキストです。別々のページからの複数のリンクは数えられますが、同じサイトからのページが増えるごとに追加分は減っていきます。

サイト全体のリンクは1本として数えられますか、それとも数千本ですか?

実務上は1本に近いです。サイト全体のリンクはテンプレート領域にあり、検索エンジンはそれを定型部分として識別して割り引くため、5,000ページに繰り返されたリンクは5,000本のリンクというより、そのドメインからの1本のリンクに近い振る舞いをします。

同じドメインからの余分なリンクはSEOに悪影響がありますか?

自然なものであれば、ありません。有害ではなく、価値が低いだけです。リスクが出てくるのは、有料のサイト全体設置や相互リンクのまとめ置きのように、1サイトからの大量のリンクが明らかに人為的なときだけです。

すでにリンクしてくれているサイトには、もうリンクを頼まないほうがいいですか?

完全にやめる必要はありません。繰り返しのリンクは参照トラフィックをもたらし、自サイトの新しいページに届き、初対面への営業より手間がかかりません。ただし進捗を測るときに、新しい参照ドメインと同等に数えないでください。

1本の記事で同じページに何回リンクすべきですか?

SEOのためなら1回で十分です。採用されやすいのは最初のリンクなので、説明的なアンカーを最初の言及に置いてください。終盤で読者が行動する準備ができているなら、同じページにもう一度リンクしても構いません。その繰り返しは読者のためであって、順位のためではありません。

同じページへの複数の内部リンクはSEOに効果がありますか?

別々のページからのものだけが効果を持ちます。数えられるのは1ページにつき1つのリンク先へ1本なので、10本の記事がそれぞれ1回ずつガイドにリンクすれば10のシグナルになり、1本の記事が10回リンクしても約1つです。内部リンクは繰り返すのではなく、ページ間に分散させてください。

まとめ

同じサイトからの複数のリンクは評価されますが、曲線はすぐに平らになります。どのドメインからも最初のリンクを本命として扱い、2本目以降はトラフィックと耐久性のために持っておくおまけと考え、リンク構築の成果はレポートされた被リンク数ではなく獲得した参照ドメイン数で測ってください。深さより広さが勝ち、しかも大差です。

関連記事: 参照ドメインと被リンクの違い(英語) · フッターやサイドバーのリンクはSEOに良いのか(英語) · SEOに必要な被リンク数(英語) · アンカーテキストとは(英語) · 被リンクの調べ方 · 被リンクの増やし方

英語の原文: Do Multiple Links to the Same Page or Site Count?
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